乾燥肌がベースにあり、アレルギーがあることで慢性に経過する皮膚炎で、全身どこにでも多彩な皮疹をつくります。
紅斑(赤み)、丘疹(ぶつぶつ)、水疱(水ぶくれ)、鱗屑(かさかさ)、漿液(ジクジク)、痒疹(ぼこぼこ)、苔癬化(ガサガサごわごわ)
この疾患の特徴
- じんましん、花粉症、アレルギー性結膜炎、気管支喘息などの合併や家族歴があることも多いです。(アトピー素因)
- 出来るだけ初期にアレルギー検査を受けて自分の体質を知ることが大切です。
- 悪化要因としてストレス、間違った入浴方法、間違ったスキンケア、食生活の乱れなどがあります。
主な治療法・食事法
- 治療としては、ステロイド軟膏、プロトピック軟膏のほか、ワセリン、ヘパリン類似物質などの保湿による外用治療と、抗アレルギー薬、抗ヒスタミン薬の内服、漢方、紫外線療法などを使用します。
- 経過が長い病気ですが、根気強く治療をすることでゆっくりと良くなっていきます。
- 不規則生活はできるだけ改善しましょう。
- 緑の濃い野菜、根菜類、海藻類をしっかり食べるように心がけましょう。
- 添加物の多い食品を控え、なるべく素材のわかるものを食べましょう。
- 熱いお風呂、ナイロンタオルの使用は控えるようにしましょう。