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水疱性類天疱瘡 – お知らせ|高木皮膚科・漢方皮膚科
この疾患の特徴
- 全身にかゆみのある浮腫性紅斑(ふっくら腫れぼったい赤み)と緊満性水疱(パンパンに張った水疱)が多発します。
- 高齢者に多く発症し、内臓悪性腫瘍に合併することがあります。
- 原因は皮膚の基底膜に対する抗体(BP180抗体、BP230抗体)ができるために、皮膚の接着が悪くなり水疱ができます。自己免疫疾患のひとつです。
- 確定診断のためには皮膚生検や血液検査によりBP180抗体の測定が有効です。
主な治療法・食事法
- 治療はテトラサイクリン系抗生剤内服、ニコチン酸アミド内服、ステロイド内服とステロイド外用、抗菌剤軟膏外用を行います。漢方治療も併用します。
- 重症の場合はステロイドパルス療法や免疫抑制剤の内服を併用することが必要なため全身管理ができる適切な施設へ紹介します。
- わずかな刺激で皮疹が新生してしまうため、軟膏処置後テープは直接肌に触れないようにガーゼを腕章のように巻いたり、ネットで保護するなど工夫が必要です。
- 治療期間が長期になることもあるためご家族の協力が必要となります。
さまざまな皮膚のトラブルに対応いたします。
一般的な皮膚疾患(いぼ、水いぼ、湿疹、皮膚炎、アレルギー症状等)の他、漢方と西洋医学の両方を取り入れた治療を行っており、漢方薬の処方もいたします。