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熱傷(やけど) – お知らせ|高木皮膚科・漢方皮膚科
この疾患の特徴
- 温熱刺激により、紅斑、水疱、びらん、皮膚壊死、潰瘍を生じます。
- Ⅰ:度熱傷 紅斑のみ
- Ⅱ:度熱傷(浅達性) 紅斑、水疱、びらん、痛みあり
- Ⅱ:度熱傷(深達性) 紅斑、水疱、びらん、潰瘍、痛みなし
- Ⅲ:度熱傷 白色~黄色~黒色潰瘍局面、痛みなし
- Ⅱ度以上では瘢痕を残すことが多いです。糖尿病や心臓疾患のある方、子供や高齢者は重症化することがあります。
- 原因は温熱刺激により細胞が障害を受けます。
- 熱源としては、お湯、コーヒー、ラーメンの汁、ストーブ、コンロ、フライパンなど高温の熱源以外に、湯たんぽ、ホットカーペットなど低温の熱源に長時間接触することで生じる低温熱傷もあります。
- 受傷したらすぐに冷却(冷水で30分以上が理想)することが大切です。来院できる時間であればすぐに電話して受診してください。
主な治療法・食事法
- 治療は最初の1週間はステロイド軟膏で炎症を抑えます。炎症がとれてきたら状態によって抗菌剤軟膏、アズノール軟膏など軟膏治療のほか、ドレッシング剤や漢方薬も併用します。広範囲であったり、深達度が深い場合は植皮など外科的治療のため適切な施設に紹介します。
- 最初は軽く見えていても実は深いやけどで傷跡が残ったり、ケロイド(ひきつれ)や運動障害などの後遺症が残ることがあります。受傷後10日間ぐらいはできれば毎日受診してください。その後は2-3日ごとの受診をおすすめします。1か月ほどで治った後も状態によってはしばらく軟膏治療を継続したほうがよい場合があります。
さまざまな皮膚のトラブルに対応いたします。
一般的な皮膚疾患(いぼ、水いぼ、湿疹、皮膚炎、アレルギー症状等)の他、漢方と西洋医学の両方を取り入れた治療を行っており、漢方薬の処方もいたします。